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【2024/11/22 13:04 】 |
慶喜
どうした――
何か言いたそうな顔を
しているようだが。

ああ――
もしかして、この間の
小雨の誕生日のことか?

いつもだったら、
誕生日ケーキは
春風と蛍が作るところを――
たっての要望で、
今回は私が担当することになって。

その結果、生み出された――
味噌ケーキ!

全く、誕生日パーティーで
出した瞬間の
小雨の戸惑った表情といったら――
フフフ、これで
いつぞやの件の
お返しができたな v

おいおい――
そんな、怖い表情を
するものじゃない。
折角のいい男が、台無しだぞ?

全く、
ただの冗談だったというのに――
ちゃんと、直後に
普通のケーキも
出したじゃないか。

美味かっただろう?
餡子を贅沢に使った、
和風ケーキ v
私だって、本気を出せば
あのぐらいは作れるんだぞ――

そもそも、味噌ケーキの方も
中身自体は至って普通のもの
だったというのに――
海晴姉にさんざん怒られた挙句、
私一人で全部食べることになって――

ああ、もう一人食べた奴がいたな。
姉思いの優しい弟を持って、
私は本当に幸せ者だ v

そうだ――
礼も兼ねて、
私が口直しをさせてやろう。

まあ、私の方も色々と
味わわせていただくんだがな――
フフフ v
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【2012/05/19 23:55 】 | 次女 霙 | 有り難いご意見(0)
2011年も、
間もなく終焉を
迎えようとしている――

今年も、色々なことがあったな。
喜びも、悲しみも――
皆で共有してきた。

そしてその度に
私達の「絆」も、
更に深まっていったわけだな。

オマエとも、
去年以上に繋がることができた――
もしかしたら、来年には
一体になっているかもしれないな。

それとも、今からやってみるか?
フフフ、私は一向に構わんぞ v

よし、そうと決まったら
早速行くか!
うん、どこへ行くのかって?
台所だ――春風とホタお手製の黒豆を
突如、食べたくなってしまった v

明日になれば、いくらでも
食べられるだろうが――
もう、我慢できそうにない!

オマエもそうだろう?
うんうん、みなまで言うな。
あのダークマターを不要だと
思うものなど、いるはずがないよな v

さあ、そういうわけで私達は
運命共同体に、一つになったわけだ――
無事目標にたどり着き
至福を得るもよし、
トラップに引っかかって
共に滅ぶのもまた、よし――

さあ行こうか、
我が騎士よ v
【2011/12/31 23:17 】 | 次女 霙 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
生誕
昨日は、楽しかったな。

その、なんだ――
私の誕生日を祝ってくれたこと、
改めて礼を言うぞ、ありがとう。

誕生日など、
宇宙のもくずほどの意味もない
無駄なものだと思っていたが――
いざこうして祝福されてみると、
なかなか悪くないものだな。

何より、みんなが
私の言うことを全部きいてくれたのが
最高だった v

ヒカルと氷柱のおかげで
部屋の整理もようやく終わったし、
その後は春風とホタの作った
どら焼きケーキを
思う存分堪能できたし、
チビたちも様々な出し物で
楽しませてくれたし――

なんだか、逆に
申し訳なってくる程だったな。

となると、誰かに
お返しでもしないと――

そうだ、オマエ
だいぶ疲れてるんじゃないのか?
この間のマリーの誕生日の時とか、
あとはさくらともしてたんだろう――
「お馬さんごっこ」。

おいおい勘違いするな、
私にはそういう趣味はないぞ?
むしろ、癒してやろうと
思っているんだ――

さあ、そういうわけで
久しぶりに風呂で
きょうだいのスキンシップでも
しようではないか、愛しの弟よ v

幸いなことに、明日も休みだ――
互いに果てるまで楽しむとしよう、フフフ v
【2011/11/12 23:43 】 | 次女 霙 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
本性
全く――
いったい誰が間違えて、
海晴姉にあんなものを
飲ませたんだろうな。

確かに海晴姉には
元々感情の起伏が
激しいところがあったが、
まさかあそこまで
ひどくなるとは――

オマエも相当絡まれていただろう、
大丈夫か?
……貞操は無事だろうな?

そして、今はぐっすりと熟睡――
そのおかげで、今日は
私が代わりに
日記を書くことに
なってしまった。
どうだ、嬉しいか v

……しかし、この飲み物、
そのまま捨ててしまうのも
少しもったいないな。

そうだ、折角だから
オマエも飲んでみるか?

……フフフ、冗談だバカめ v
まあ、人は酔ったときに
本性が出てくるというからな――
オマエがどんな欲望を隠しているか、
全く気にならないといえば、嘘になるが。

それとも――
私の本性を見せてやろうか?
オマエにだったらさらけ出そう、
私の全てを――

……それにしても
なかなか美味いな、
このぶどうジュース v
【2011/10/09 23:12 】 | 次女 霙 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
御遣い
どうやら、
今回の台風は来る頃には
大分弱まっているらしいな――

ちょうど今は
雨も止んでいることだし、
これならオマエが羊羹を
買いに行っても大丈夫か。

うーむ、今日は
芋羊羹の気分だな――
10分以内に頼むぞ v

……

こらこら、
男がそんな情けない
顔をするものじゃない。

この私が、可愛い弟に
そんなことをさせるわけがないだろう?

しかも、こんな遅い時間に――
冗談に決まっているじゃないか。
全く、氷柱ならまだしも――

ああ、氷柱といえば
アイツは今日も
遅くまで勉強しているそうだな。

いくら特進クラスとはいえ、
毎日毎日ご苦労なことだ――

そうだ、オマエが下僕――
いや、兄として
何か差し入れでもしてやったら、
アイツも喜ぶんじゃないのか?

しかし、あいつの好物のアイスは
ちょうどなくなっているようだ――
これは近くのコンビニまで行って
買ってこないと、だな。

うーむ、一体どうしたらいいものか――
さて、オマエならどうする?
【2011/05/28 23:14 】 | 次女 霙 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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