やはり、温泉は
最高じゃのう――
体と一緒に心まで洗われていくのじゃ。
まさしく、この国の宝なのじゃ！

しかし、まさかキュウビが
あんなに蕩けきってしまうとはのう。
兄じゃも見たじゃろう、
あの恍惚とした表情 v
全く、守護霊の威厳も
何もあったものでないわ v v

まあ、完全にのぼせてしまった
立夏姉じゃよりは幾分マシかの――
まさか中学生にもなって、
幼稚園児のわらわに助けられるとは
思わなかったじゃろうて――

立夏姉じゃは、
決めるべき時には
しっかりしているんじゃが――
もう少し普段から
凛々しく振る舞えないものかのう？

まあ、実際そうなったら
不気味な感じもするがの、フフフ v

さて、折角の休暇じゃ、
わらわももう床に就くとするかのう。
兄じゃも夜更かしなどせずに、
早くわらわと共に寝ようぞ v v

こく、こく――

うむ、
相変わらず美味じゃのう、
蛍姉じゃの――
作るホットミルクは！

どうしても寝付けないときなどに、
特別に用意してもらえるんじゃが、
これが実においしいのじゃ!!

そういえば、昨夜は兄じゃも
堪能しておったようじゃが。

どうじゃった、
さぞや美味であったろう？
クフフ v

ちなみに、わらわは
生姜の絞り汁と砂糖を
混ぜたものが
特に好きでの。

真璃姉じゃには、
「観月ってば、本当、変わってるわねえ。
ハニーミルクの方が、断然おいしいのに！」
とよく言われるのじゃが――

やっぱり、わらわ
――には蜂蜜よりも
生姜の香りが安心じゃー！

……

そうじゃ、今度は
兄じゃの作ったホットミルクを
飲んでみたいものじゃのう ｖ

是非とも、わらわに
至極の牛乳を味わわせてたもれ v v v