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【2024/11/22 19:19 】 |
True my Family 6お疲れ様でした
というわけで、今回のTmFで配布した
ペーパーに書いた駄文を
とりあえず載せさせていただきます――


三人のトゥルー姉妹

 

 むかしむかしあるところに二十の子どもを産んだママがいました。しかしママは子どもたちを育てていくことができなかったので、みんなの将来のことを考えて、外に出すことにしたのでした

 

 十一番目に出ていった子どもは『夕凪』という、自分のことをマホウ使いの子孫だと思っている女の子でした。これからどうしようか考えながら歩いていると、夕凪ワラの束を持った女の人に出会いました。

「そうだ、あれでお家造っちゃおうっと☆」

 夕凪女の人に声をかけました

そこのお姉さん、家を建てたいから、夕凪にそのワラ分けてください!

「むむむ、これは孔明様が火計で使うための大事なワラなんだけど――そういう事情なら、少しだったらいいよ。」 

 白いシニヨンをつけたその女の人、夕凪ワラをあげました。そして夕凪そのワラで家を造り、そこに住むことにしました。


ある日
夕凪の家に男の人がやってきました。その人は夕凪の兄で、ママが産んだ唯一の男の子でした。

 お兄ちゃんはドアをノックしました。

夕凪お兄ちゃんだよー。中に入れてくれないかな。」

 それを聞いて、夕凪はこう答えました。

わーい、お兄ちゃんだ!あっ、でもちょっとだけ待ってね?今、マホウかけてるところなんだ☆

お兄ちゃん、焦らしプレイも嫌いじゃないけど――今日はそういう気分じゃないんだよね。

 う言うと、お兄ちゃん大きく息を吸い、夕凪のワラの家を吹き飛ばしてしまいました。そして夕凪を食べたのでした

 八番に出ていったども『小雨』という、メガネをかけた女の子でした。小雨は木材を持った女の人に出会いました。

「そうだわ、あれでお家を造りましょう。」

 小雨は女の人に声をかけました

あ、あのごめんなさい――家を建てたいので、その木材を分けていただけませんか――

「うーん、これは作業員さんが線路の枕木を補修するための大事な木材なんだけど――そういう事情なら、少しだったらいいわよ。

 黒いロングヘアーのその女の人は、小雨木材をあげました。そして小雨その木材で家を造り、そこに住むことにしました。

 ある日小雨の家にお兄ちゃんがやってきました。お兄ちゃんはドアをノックしました。

小雨、お兄ちゃんだよー。中に入れてくれないかな。」

えっ、お兄ちゃんですか?ごめんなさい、少しだけ待ってください、今、お風呂に入ってるところなんです――

何、お風呂だって!ちょうどいいタイミングじゃないか!!

 そう言うと、お兄ちゃん大きく息を吸い、小雨の木の家を吹き飛ばしてしまいましたさらにお風呂の水もいこんでその後小雨を食べたのでした

 三番に出ていったども『春風』という、幸せなお嫁さんになることを夢見ている女の子でした。春風はレンガを持った女の人に出会いました。

「そうだわ、あれでお家を造りましょう――きゅん

 春風は女の人に声をかけました

すみません家を建てたいそのレンガを分けていただけませんか?

「ああ、これか――実は羊羹と間違えて買ってしまったものでな、欲しいのなら全部やろう。

 黒いショートヘアーのその女の人、春風にレンガをあげました。そして春風そのレンガで家を造り、そこに住むことにしました。

 ある日春風の家にお兄ちゃんがやってきました。ちなみに表札には何故か『蛍』と書かれていました。お兄ちゃんはドアをノックしました。

ホタお兄ちゃんだよー。中に入れてくれないかな。」

やっといらしてくださいましたね、王子さ――お、お兄ちゃん!さあ、早く春――蛍の中に入ってきてください!!

「おやそうかい、だったら遠慮なく入らせてもらうよ――げえっ、春風!

「お待ちしておりました、王子様――きゅうううううん

「帰る帰る、やっぱり帰る!!」

 そう言うと、お兄ちゃん大きく息を吸い、吹きました――しかし、何度吹いても春風のレンガの家はビクともしませんでした。お兄ちゃんはすっかり息を切らせてしまいました。

「まあ、王子様ったらそんなにハアハア言って――興奮してるんですね、大丈夫、春風も同じです――きゅううううううううううん」

「違うんだ春風、聞いてくれ――

 こうして、お兄ちゃんは食べられたのでした。

そしてその傍らには、全身ツヤツヤした春風がいましたとさ。

                           おわり

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【2011/05/29 21:41 】 | その他 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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