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やあやあ、
よく「二月は逃げる」と いうものじゃが―― こと我が家においては、 見事に的を射ておるようじゃのう。 何しろ、節分の四日後に 虹子の誕生日が来たと思ったら そのまた五日後には 今度は蛍姉じゃの誕生日、 さらにその翌々日は―― ばれんたいんでー、なのじゃ！ 今年はどういうわけか、 麗姉じゃも乗り気のようでの―― もう準備を始めていると、 小雨姉じゃが驚いておったぞ。 まあ、その様子を見た立夏姉じゃが 「ウヒャー、麗ちゃんもついに オニーチャンにマジLOVE1000％ダヨ、 ヒューヒュー v v v」 などと冷やかしたものじゃから、 もう片付けてしまったそうじゃが。 まったく、 忙しない限りじゃが―― 吉日が続くのは、 まこと良きことなのじゃ！ フフフ、ともに楽しもうぞ、兄じゃ ｖ ああ、そういえば―― 蛍姉じゃは月末にも 何かの行事に参加するそうでの。 確か、ちぇ――だの ぷりんだの言っておったような―― わらわには蛍姉じゃの話す内容は よく理解できなかったのじゃが、 とにかく面白い行事らしいぞよ。 どうじゃ、兄じゃも一緒に 行ってみぬか？ PR |
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ああ、まさか節分の豆の
片付け当番になっちゃうなんて！ まあじゃんけんで 負けちゃったんだから、 仕方ないけれど―― 最後の2人に残った時の、 霙姉様のあの笑みが 何だか気になるわ。 そう、まるで私の出す手を 見通していたかのような あの表情―― なんて、まさかね？ それよりも、早く終わらせて 宿題を終わらせてしまわないと―― 今日立てていた予定が狂っちゃう！ ダイヤが乱れるのは、もう沢山よ―― そんなの、絶対に許せない。 というわけで、そんなところに いられたら邪魔よ。 早く、どこかに行ってちょうだい。 それともまさか、 手伝ってくれるっていうの？ …… ふ、ふーん―― 流石、みんなの優しい 「お兄ちゃん」ですこと。 まあ、あなた程度でも いないよりはマシよね？ それじゃあ、お願いしようかしら。 …… ――ふう。 どうにか予定の時間までに 終わることができたわ。 い、一応礼を言うわね―― 手伝ってくれて、ありがと。 このお返しは―― そ、そうね、10日後あたりにしてあげる。 楽しみに、しているといいわ―― |
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も～、マリーちゃんってば
失礼しちゃうな～！ 夕凪のマホウが ゲンジツテキじゃないなんて―― まあ、ユウナが使ってるのは オ・ト・ナ ｖ なレンアイマホウだから、 まだまだお子ちゃまな マリーちゃんには わからないのかもねっ♪ だいたい、インフルエンザなんて 本当にあるのかな―― 夕凪、一度もかかったことないよ！ そもそも、お病気になった ことがないんだよね、夕凪♪ 風邪とかも全然ひかないんだよ、 すごいでしょ☆ やっぱり、マホウ使いの子孫だから 病気にも強い体になってるのかな―― わぁお v そうだ！ だったら、もしもお兄ちゃんが お病気になっちゃっても―― ムテキの夕凪がそばにいれば 安心ってことじゃないかな v ユウナにはうつらないんだから、 ずっとカンビョウしてても 大丈夫だし v ☆ ♪ あっ！ もしかしたら、 添い寝とかしたら 病気が飛んでいっちゃったりするかも！！ ピューって v クフフフフ v v よ～し！ じゃあお兄ちゃん、 今度お病気になったときは 真っ先に夕凪に言ってね！！ マジカルナースな ユーナのラブラブハグで、 はっぴーらっきーはねむーん☆ しちゃうよっ v v v |
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ああ、今年もまた
流行しちゃったのね―― まったく、インフルエンザなんて 早く滅びてしまえばいいのに！ だけど、こればっかりは フェルゼンにお願いしても 無理よね―― ただの人間には インフルエンザを捕まえること なんてできるわけないし、 そもそもインフルエンザは 世界中にあるっていうし―― マリーはボウクンじゃないもの、 その程度のことはちゃーんと わきまえているわよ？ でも、吹雪お姉ちゃまなら―― 小学2年生にして あの頭脳なんですもの、 もしかしたら将来は インフルエンザを滅ぼして、 ノーベル賞なんてとっちゃったりして♪ 少なくとも、夕凪お姉ちゃまの マホウに頼るよりは ゲンジツテキだわ、ウフフッ ｖ まあ、とりあえずは―― これでも飲もうかしら。 フェルゼンは、R-1って知ってる？ これを飲むと、インフルエンザに かかりにくくなるんですって。 だから最近は、幼稚園でも 先生が毎日渡してくれるの。 そのおかげか、今のところ マリーたちの幼稚園には インフルエンザの子が 1人もいないのよ♪ そうだわ、フェルゼンも飲んでみる？ って、あら―― どうやら、これが最後の1本みたい。 そうだわ、それなら 2人で半分ずつ飲みましょうか v ウフフッ、このマリーと 間接キスができるなんて―― まったく、フェルゼンは 三国一の幸せ者ね v v |
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きょ、今日も寒かったな！
オマエは、今日は 何をやってたんだ？ わ、私か？ 私は剣道の練習試合に 行ってたぞ。 とっても良い試合だったんだ、 オマエにも 見せてやりたかったな！ そうだ、今度オマエも 見学しに来てみるか？ 特等席を用意しておいてやるぞ v …… そ、そういえば 明日も寒くなるのかな。 オマエは何か 準備とかしてるのか？ わ、わ、私か？ 私は誰かさんと違って 鍛えているからな、 寒さなんかには負けないぞ！ 走っていればすぐに 暖かくなるしな！！ …… あ、明後日はどうなのかな？ 明後日―― なあ、オマエ―― 明後日が何の日か覚えて―― い、いや、やっぱり 何でもない！ 気にしないでくれ！！ |
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